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シンポジウム「使用済みの電気・電子機器問題を考える ~国内外の取組みとR2(責任あるリサイクル)~」を開催

2016.02.17

PJRは2月17日、在日米国大使館商務部の後援を受けて、シンポジウム「使用済みの電気・電子機器問題を考える ~国内外の取組みとR2(責任あるリサイクル)~」を開催しました。

全体の風景

パソコンや携帯電話など技術の進歩に伴い私たちの生活を豊かにしてくれる製品が増える一方で、使用済みの電気・電子機器の不適正な輸出入やリサイクルなどによる電子ごみ問題が深刻化しています。PJRは、第三者認証を通して循環型社会の形成に貢献するため、使用済みの電気・電子機器のリサイクルに関するガイドライン「R2」の普及に取り組んでいます。その活動の一環として、世界中で顕在化して対策が迫られている電子ごみ問題について、識者がそれぞれの立場からの知見を共有することで、問題解消への一歩とすることを目指したのが、このシンポジウムです。

当日は、米国環境保護庁(EPA)のニコール・ヴィラマザー様よりメッセージもいただき、電気・電子機器に関わる多くのご参加者で盛況のうちに閉会いたしました。

プログラム

第1部

  • SERIとR2規格について
    SERI エグゼクティブ・ディレクター ジョン・リングルバック
  • 使用済み電気電子機器のリサイクルに関する現状と将来
    慶応義塾大学 経済学部教授 細田衛士

第2部

  • 美しい地球環境を未来の子どもたちにつなぐ仲間のみなさまへ
    株式会社アンカーネットワークサービス 代表取締役社長 碇 隆司
  • 使用済み電気・電子機器の責任あるリサイクル
    ペリージョンソン レジストラー インク EHSプログラムマネージャー スコット・ジョーンズ
  • R2の審査とは
    ペリージョンソン レジストラー インク アジアパシフィック リサイクリング戦略ディレクター 野澤一美

イベントレポート

第1部では、まずR2のスキームオーナーであるSERIのエグゼクティブ・ディレクター ジョン・リングルバック氏が、R2の歴史と意義、アジアでの普及活動について紹介し、慶応義塾大学 経済学部教授 細田衛士氏が、「日本のリサイクル業界はプロセスについての説明責任が求められる段階にあり、R2をはじめとした第三者認証も検討すべきだ」と話しました。

SERI エグゼクティブ・ディレクター
ジョン・リングルバック氏
慶応義塾大学 経済学部教授
細田衛士氏

第2部では、日本に本社を置く企業として初のR2認証取得を目指している株式会社アンカーネットワークサービス 代表取締役社長 碇 隆司氏が、「安全と環境を大切にして100年後の未来の子どもたちに、今持っている知恵とネットワークで『ここまでやったよ』と胸を張っていけるようにしたい」と話し、PJRで環境・労働安全衛生に関する審査プログラムを統括するEHSプログラムマネージャー スコット・ジョーンズが、世界で増加する使用済み電気・電子機器(E-waste)のリサイクルに関するガイドライン「R2」および「e-Stewards」についてそれぞれの要求事項と違いを紹介しました。

株式会社アンカーネットワークサービス
代表取締役社長 碇 隆司氏
PJR EHSプログラムマネージャー
スコット・ジョーンズ

また、R2初の日本人審査員であるPJR アジアパシフィック リサイクリング戦略ディレクター 野澤一美とともに、R2 ReadersとしてR2の活動を支援し、半導体・電子部品・光デバイス等の世界最大級のサプライチェーンを持つアローエレクトロニクス社でアジアパシフィックを担当するゼネラルマネージャー スコット・ベンハウス氏と、同じくR2 Readers参加企業であり世界中で電気・電子機器のリサイクルを提供するシムズ・リサイクリング・ソリューションズ社のバイス・プレジデント ショーン・マガン氏が登壇した「R2の審査とは」パートでは、アジアにおけるリサイクル規制の導入状況とR2審査時の様子、アジアでITAD*ビジネスを展開する企業が協力企業に求めることなどが紹介されました。

PJR アジアパシフィック リサイクリング戦略ディレクター 野澤一美
(左から)アローエレクトロニクス社 ゼネラルマネージャー スコット・ベンハウス氏、シムズ・リサイクリング・ソリューションズ社 バイス・プレジデント ショーン・マガン氏

*ITAD:IT Asset Disposition。管理されたIT資産処分/戦略的なIT資産処分

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