ISO9001(品質マネジメントシステム:QMS)の認証取得審査
すべてのマネジメントシステムの基本となる規格
国際標準化機構(International Organization for Standardization、略称:ISO)が発行する国際規格にはさまざまなものがありますが、マネジメントシステムについても、品質、環境、情報セキュリティ、食品安全などそれぞれの分野についての国際規格が発行されています。
マネジメントシステムは「組織が方針及び目標を定め,その目標を達成するためのシステム」と定義されています。そして、このISO9001は、業種や事業形態、規模を問わず、あらゆる組織に適用可能な品質マネジメントシステム(QMS)の国際規格として開発され、発行されました。ISO9001は特定の産業に特化したマネジメントシステムや他分野のマネジメントシステムの基本となっており、ISO9001の要求事項を満たしているということは基本的なマネジメントシステムを備えていると言えるのです。
PJRとISO9001(品質マネジメントシステム:QMS)
ペリージョンソン レジストラー(PJR)は、米国ミシガン州の製造業におけるISO9001認証のニーズに応える形で1994年に創業し、発展してきました。「PJR-The True Mark of Quality」(PJRマークは信頼の証)をモットーに、第三者認証機関として、マネジメントシステムの有効性・適合性を客観的・中立的な立場で審査し、公平かつ厳正な審査結論として提供しています。
ISO9001については、米国認定機関ANAB(ANSI National Accreditation Board)、英国認証機関認定審議会UKAS(The United Kingdom Accreditation Service)、日本の認定機関JAB(Japan Accreditation Board、公益財団法人 日本適合性認定協会)、イタリア認定機関ACCREDIA(L’Ente Italiano di Accreditamento)から認定を受けており、金属、機械、化学、建設のほか、販売、サービス業への認証も多く手がけています。
ISO9001(品質マネジメントシステム:QMS)認証・取得のメリット
ISO9001の要求事項を満たしていると第三者から認証されることは、自社の品質への信頼を高めます。ISO9001認証は、国内外の購買や入札での取引条件に指定されるなど、製品やサービスの品質を担保する手段としても広く利用されており、取引の安定化や取引機会の拡大につながるのです。
また、マネジメントシステムは継続的な「改善」のための仕組みです。QMSを運用することで、段階的に運用の成果を得ることができます。
QMS運用成果のイメージ
STEP1
- 製品・サービスの品質維持・向上、欠陥の予防、適切なクレーム対応、外部・内部コミュニケーションの日常管理
- 顧客満足の向上
STEP2
- 従業員間のコミュニケーションの活性化と意識の向上
- 業務の効率化・コスト削減
STEP3
- 消費者や社会からの信頼獲得
- ブランドイメージの確立
- 取引の機会や競争力の拡大