ISO37001 贈収賄防止マネジメントシステム(Anti-bribery management systems)のメリット

ISO37001のメリット

ISO37001(贈収賄防止MS)を採用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

1つには、世界各国における贈賄関連法令への順守をより確実なものとすることができる点が挙げられます。また、一部の国において例外はあるものの、ISO37001(贈収賄防止MS)に準拠したマネジメントシステムを構築し運用することで、米国「FCPA」、英国「贈収賄禁止法」、日本の「不正競争防止法」等への適法要件を満たすことができます。

さらに、企業がISO37001(贈収賄防止MS)に準拠した運用を行っていた場合、企業の社員やパートナーが仮に贈賄で罪に問われたとしても、企業としての賠償責任を免責されやすくなる可能性があります。前述の不正競争防止法に外国公務員贈賄に係る罰則が定められた際、経済産業省が策定した「外国公務員贈賄防止指針」の第3章 第3項 罰則(2)- ②に、「不正競争防止法において企業が無過失を理由とする免責を認められるためには、体制の構築・運用や、外国公務員贈賄防止対策の実効性を高め、内部統制の有効性の向上を図るための方策をとることが必要」と記述されていて、これらのことを満たせる方策の1つがISO37001(贈収賄防止MS)に他ならないといえるでしょう。

PJRのISO37001贈収賄防止マネジメントシステム


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