食品安全システム(ISO22000、FSSC22000)審査員になるには・資格取得のためには

FSSC22000審査員になるには PJRのISO 22000/FSSC 22000 審査員

ISO22000(食品安全マネジメントシステム)審査員になるには

PJRのISO22000(食品安全マネジメントシステム)審査員になるには、まず中等教育(高等学校)を修了し、知識と実務経験を身につけなければなりません。必須の知識は、①一般微生物学および一般化学を含む中等後教育に相当する知識、②審査を実施するフードチェーン産業カテゴリにおける課程を含む中等後教育に相当する知識、③前提条件プログラム、④ハザード分析および重要管理点(HACCP)原則、ハザード評価および分析、審査対象となる顧客の生物的、化学的または物理的ハザードおよびHACCP計画です。審査を実施するフードチェーン関連産業で5年の実務経験を積み、そのうち少なくとも2年間は品質保証または食品安全の職務でなければなりません。なお、適切な中等後教育を修了している場合は、必要な実務経験を1年減じることができます。

次に、ISO22000に関するマネジメントシステムの教育・訓練を40時間修了しなければなりません(すでにほかのマネジメントシステム規格で審査員資格を取得している場合は24時間)。例えば、「ISO22000主任審査員コース」を受講して試験に合格することで、マネジメントシステムの教育・訓練とすることができます。

これらの基準を満たした方は、まずPJRのISO22000審査員補(PA)として立会い審査(オブザベーション)に参加していただきます。立会い審査(オブザベーション)を終えた審査員補(PA)は、スーパービジョンとして審査チームに同行します。そこで実際に審査をしていただき、その審査パフォーマンスに基づいて、審査同行回数が決定されますが、少なくとも4つの組織で12日間の審査を行っていただきます。
なお、審査員補の審査を実際の審査工数に換算することはありません。

審査員(A)に昇格すると、最初は審査チームメンバーとして、次にアクティングリードとして、主任審査員の監督の下、審査業務に就きます。その一連の審査パフォーマンスに基づいて評価され、基準を満たした場合、主任審査員(LA)に昇格します。PJRでは、完全に力量に基づいた審査員資格認定プログラムを採用しているため、審査回数や継続期間などによって一律に昇格していくわけではありません。

審査員資格を維持するためには、①少なくとも2回のISO22000審査を含む年5回の審査、②少なくとも年4回のISO22000実地審査、③少なくとも年10日のISO22000審査のいずれかを満たす必要があります。
また、PJRでは、主任審査員(LA)に昇格後も継続的な審査員トレーニングを実施しているほか、少なくとも3年ごとに継続的な審査の立会いを行い評価しています。

PJRのISO 22000/FSSC 22000 審査員

FSSC22000審査員になるには

PJRのFSSC22000審査員になるには、ISO22000審査員に求められる要件とFSSC22000が追加で求める要件の両方を満たす必要があります。

まず中等教育(高等学校)を修了し、知識と実務経験を身につけなければなりません。必須の知識は、①一般微生物学および一般化学を含む中等後教育に相当する知識、②審査を実施するフードチェーン産業カテゴリにおける課程を含む中等後教育に相当する知識、③前提条件プログラム、④ハザード分析および重要管理点(HACCP)原則、ハザード評価および分析、審査対象となる顧客の生物的、化学的または物理的ハザードおよびHACCP計画、⑤FSSCの追加要求事項に関する知識およびISO/TS22002-1に関する知識です。食品製造産業における加工、技術、原材料、製品の分野で5年の実務経験を積み、そのうち少なくとも2年間は品質保証または食品安全部門での常勤の職務でなければなりません。

次に、①審査を行う産業分野における固有の要素(原材料、プロセス、製品、リスク、法規制、主要な衛生規範など)が含まれたHACCP原則、ハザード評価および分析の教育・訓練を少なくとも2日/16時間修了し、②食品安全システムに関する審査技法の教育・訓練を少なくとも1週間/40時間修了しなければなりません。例えば、食品安全システムの教育・訓練は、「ISO22000主任審査員コース」を受講して試験に合格することで条件を満たすことができます。

これらの基準を満たした方は、まずPJRのFSSC22000審査員補(PA)として立会い審査(オブザベーション)に参加していただきます。立会い審査(オブザベーション)を終えた審査員補(PA)は、スーパービジョンとして審査チームに同行します。そこで実際に審査をしていただき、その審査パフォーマンスに基づいて、審査同行回数が決定されますが、複数の異なる組織で少なくとも10件もしくは15日間の審査を行っていただきます。
なお、審査員補の審査を実際の審査工数に換算することはありません。

審査員(A)に昇格すると、最初は審査チームメンバーとして、次にアクティングリードとして、主任審査員の監督の下、審査業務に就きます。その一連の審査パフォーマンスに基づいて評価され、基準を満たした場合、主任審査員(LA)に昇格します。PJRでは、完全に力量に基づいた審査員資格認定プログラムを採用しているため、審査回数や継続期間などによって一律に昇格していくわけではありません。

審査員資格を維持するためには、原則としてFSSC22000審査を含むGFSI規格の審査を年5回実施していただく必要があります。

また、PJRでは、FSSC審査員にベストプラクティスや関連法令に関する最新情報を提供するため、年次の教育・訓練を実施し、少なくとも3年ごとに継続的な審査の立会いを行って評価しています。

なお、食品包装審査員はこれらの要件に加えて、さらに追加の要求事項を満たさなければなりません。

PJRのISO 22000/FSSC 22000 審査員

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