第4回:株式会社モリレイ(岩手県紫波郡)
ISO22000:2005認証取得/業務用食品の卸売業

株式会社モリレイ 本社
【事業目的】 |
---|
「全従業員の物心両面の幸せを追求するとともに商いを通じて地域社会の幸せに貢献すること」 |
【経営理念】 |
「私達の使命は、安全安心な食品の供給に良質な情報と価値あるサービスを添えて笑顔をあふれる食文化の創造に、貢献する事である」 |
聞き手:PJR


登録証を持つ岡村社長(中央)と社員のみなさま
同社がISO22000取得を目指したきっかけと、社員全員の意識を高めるためにどう取り組んだのか、岡村 弥社長にお話を伺った。
PJR:ISO22000取得のご決断は、恐らく社長がなさったかと思いますが、どうして取得しようと思われたのですか?
岡村:当社の経営理念の冒頭に「安全・安心な食品をお客様に提供する」というのがあり、その具現化のために何か具体的な取り組みを行なうということで、HACCP準拠体制を作ろうと、1999年から取り組み始めました。そして2007年にグループ全体のHACCP準拠体制は一つの区切りを迎えました。その時は、財団法人の日本冷凍食品検査協会さんにアドバイスいただきながら行なっており、お褒めいただいたのですが、「流通のHACCPを与えたいけど、流通のHACCPはない」ということで…。
PJR:それでISO22000の取得を決められたわけですね。
岡村:ええ。それで、困りまして、私たちがいくら「食品安全に向けて一生懸命頑張っています」と言ったところで、それだけではお客様は信用してくれません。そこで「第三者で、私たちの仕組みを公の規格で認めてくれる人はいないか」と考えていた時に、愛知県岡崎の同業者の方が、日本で初めてISO 22000という規格を取ったという話を聞きました。
「それはもしかして、私たちがやっていることと変わらないのではないか?」と調べたところ、「HACCPとISO9001にトップのリーダーシップが加わったもの」だということで、「それだ!それに乗り換えよう!」ということで、ISO22000の取得を目指すことになりました。
PJR:なるほど…。やはり第三者に検証してもらうというのがポイントですね。

岡村:ええ、そうでないと独りよがりになってしまいますから。第三者に見ていただくという経験はこれまでにもあったので、それがどれだけ会社の改善の役に立つかは理解できていました。ですから、「それで、本当に食品安全の仕組みを確実なものにできたら、こんなにありがたいことはない」ということで、取り組むことになりました。
あの規格を見た時は、本当に嬉しかったですよ。「フードチェーンのすべての組織に適用できる」という一文がものすごく嬉しくて、「やったぁ、我々でも取り組んでいいんだ!」、「メーカーだけじゃない!」と、喜んだのをよく覚えています。
岡村:当社の経営理念の冒頭に「安全・安心な食品をお客様に提供する」というのがあり、その具現化のために何か具体的な取り組みを行なうということで、HACCP準拠体制を作ろうと、1999年から取り組み始めました。そして2007年にグループ全体のHACCP準拠体制は一つの区切りを迎えました。その時は、財団法人の日本冷凍食品検査協会さんにアドバイスいただきながら行なっており、お褒めいただいたのですが、「流通のHACCPを与えたいけど、流通のHACCPはない」ということで…。
PJR:それでISO22000の取得を決められたわけですね。
岡村:ええ。それで、困りまして、私たちがいくら「食品安全に向けて一生懸命頑張っています」と言ったところで、それだけではお客様は信用してくれません。そこで「第三者で、私たちの仕組みを公の規格で認めてくれる人はいないか」と考えていた時に、愛知県岡崎の同業者の方が、日本で初めてISO 22000という規格を取ったという話を聞きました。
「それはもしかして、私たちがやっていることと変わらないのではないか?」と調べたところ、「HACCPとISO9001にトップのリーダーシップが加わったもの」だということで、「それだ!それに乗り換えよう!」ということで、ISO22000の取得を目指すことになりました。
PJR:なるほど…。やはり第三者に検証してもらうというのがポイントですね。

第三者で、私たちの仕組みを公の規格で認めてくれる人はいないか」と考えていたときに、ISO22000について知りました
あの規格を見た時は、本当に嬉しかったですよ。「フードチェーンのすべての組織に適用できる」という一文がものすごく嬉しくて、「やったぁ、我々でも取り組んでいいんだ!」、「メーカーだけじゃない!」と、喜んだのをよく覚えています。
-- 認証取得後に取引先、地域から評価
PJR:取得された後、取引先を含め、社内のみなさまに変化はありましたか?
岡村:たくさんあります。まず、ビジネスではお客様の評価が格段に違います。特にプレスリリースをしてからは、まったく違いますね。
先日、大変お世話になっているお客様の社長と、仙台の結婚式でお会いしましたが、その時に「われわれにとっても、こういう業者さんと一緒にやっているのは、とてもありがたい」と言ってくださいました。
それから、「おたくのホームページ、ちょっとコピーとって営業に持たせたい」と言ってくださったお客様もいらっしゃいます。「新規開拓の営業用ですか?」と聞くと、「うちはこういうビジネスパートナーをサプライヤーにして、安全・安心にはしっかり気を遣っている」と伝えたいとのことでした。あとは、予想通りでしたが給食関係のお客様から高い評価・認識をいただいています。
ほかにも、直接ビジネスでは関わっていない地域のみなさまから、「モリレイが新聞記事になったけど何かしたそうだね。」と、いい意味で噂にもなりました(笑)。
PJR:地域の方から評価されるということは、今後、人材の採用面でも効果が出てくるでしょうね。
岡村:たくさんあります。まず、ビジネスではお客様の評価が格段に違います。特にプレスリリースをしてからは、まったく違いますね。
先日、大変お世話になっているお客様の社長と、仙台の結婚式でお会いしましたが、その時に「われわれにとっても、こういう業者さんと一緒にやっているのは、とてもありがたい」と言ってくださいました。
それから、「おたくのホームページ、ちょっとコピーとって営業に持たせたい」と言ってくださったお客様もいらっしゃいます。「新規開拓の営業用ですか?」と聞くと、「うちはこういうビジネスパートナーをサプライヤーにして、安全・安心にはしっかり気を遣っている」と伝えたいとのことでした。あとは、予想通りでしたが給食関係のお客様から高い評価・認識をいただいています。
ほかにも、直接ビジネスでは関わっていない地域のみなさまから、「モリレイが新聞記事になったけど何かしたそうだね。」と、いい意味で噂にもなりました(笑)。
PJR:地域の方から評価されるということは、今後、人材の採用面でも効果が出てくるでしょうね。
-- 全従業員の満足を目指して
岡村:後は、苦労させた社員が、本当に一番大事なことをきちっと勉強してくれ、認証取得を経て、胸を張って、誇りをもって働いているということが、私にとっては一番嬉しいです。それは最もうちの事業目的にかなっていることなので。
PJR:そうですね。ホームページを拝見しましたが、すごく従業員満足を重視されていることがわかりました。
岡村:事業目的は、「全従業員の物心両面の幸せ」ですから。それが一番ですね。
PJR:働いている方の満足なくして、本当に安全でいい品質のものを提供するのは難しいですよね。
岡村:そうですね。先ほどお話した私たちの事業目的は、「全従業員の物心両面の幸せを追求する」という、かなりシンプルなものですが、例えば、5年、10年と言い続けて、初めて社員は真に受けてくれるのです。
50回や100回言ったくらいでは、きれいに忘れてしまいます。 「そんなこと言っても、結局社長ベンツに乗るんでしょ?」(笑)みたいに信じてくれない。しかし、それを言い続けることで「本気なんだ」と信じてもらえる。だから、理解してもらえるまで語り続けるしかないんです。
先日、若手社員との勉強会で「内部留保」の話をしました。「内部留保って、要は会社の貯金だよ。何の話かわかる?」と聞くと、「うーん、何ですかね…」といった反応でした。それを、「単純なことで、もしも地震や天災が起きて、半年、一年、この会社で仕事ができなくなった時、みんなに給料を払えないと困るでしょう。だから、内部留保というものが必要なんだよ。」と言うと、みんな「そりゃあ、大事だ!」となる(笑)。
PJR:わかりやすい言葉で、わかるように説明する…。なかなか実行するのは難しいですね。
岡村:そうすればみんな実感が持てますよね。「お父さんが病気したら、あっという間に困るよね。会社も一緒だよ」と説明すれば、実感し、自分として大事なことになる。そうなれば、自発となる。同じことをやるにしても、自発的にやる、魂が入るか入らないかでは、大きな差になります。
「とりあえず、仕事だからやっています」というのと、「これ本当に大事だから、一生懸命やらないといけない」と思ってやるのでは、3倍くらい努力が違います。
その意義がわかって、自分から関わることで生産性も上がるし、その人も本当に人に役立つ仕事ができるようになる。それがその人の心の幸せにつながっていくと思います。自分が頑張ることで、喜んでくれる人が増えるのは、ものすごく嬉しいものです。
PJR:商売するというのは、誰かの役に立つということでもあるのですよね。誰に対しても誠心誠意、自分の商品やサービスの中で、そのように考えて行動する。岡村社長のところは、食品という人間にとってもっとも基本的なものを取り扱っていらっしゃる。安心して自分の口に入れる、もしくは自分の子供の口に入れる。口に入れられる物を誠心誠意、届けるということですよね。
PJR:そうですね。ホームページを拝見しましたが、すごく従業員満足を重視されていることがわかりました。
岡村:事業目的は、「全従業員の物心両面の幸せ」ですから。それが一番ですね。
PJR:働いている方の満足なくして、本当に安全でいい品質のものを提供するのは難しいですよね。
岡村:そうですね。先ほどお話した私たちの事業目的は、「全従業員の物心両面の幸せを追求する」という、かなりシンプルなものですが、例えば、5年、10年と言い続けて、初めて社員は真に受けてくれるのです。
50回や100回言ったくらいでは、きれいに忘れてしまいます。 「そんなこと言っても、結局社長ベンツに乗るんでしょ?」(笑)みたいに信じてくれない。しかし、それを言い続けることで「本気なんだ」と信じてもらえる。だから、理解してもらえるまで語り続けるしかないんです。
先日、若手社員との勉強会で「内部留保」の話をしました。「内部留保って、要は会社の貯金だよ。何の話かわかる?」と聞くと、「うーん、何ですかね…」といった反応でした。それを、「単純なことで、もしも地震や天災が起きて、半年、一年、この会社で仕事ができなくなった時、みんなに給料を払えないと困るでしょう。だから、内部留保というものが必要なんだよ。」と言うと、みんな「そりゃあ、大事だ!」となる(笑)。
PJR:わかりやすい言葉で、わかるように説明する…。なかなか実行するのは難しいですね。
岡村:そうすればみんな実感が持てますよね。「お父さんが病気したら、あっという間に困るよね。会社も一緒だよ」と説明すれば、実感し、自分として大事なことになる。そうなれば、自発となる。同じことをやるにしても、自発的にやる、魂が入るか入らないかでは、大きな差になります。
「とりあえず、仕事だからやっています」というのと、「これ本当に大事だから、一生懸命やらないといけない」と思ってやるのでは、3倍くらい努力が違います。
その意義がわかって、自分から関わることで生産性も上がるし、その人も本当に人に役立つ仕事ができるようになる。それがその人の心の幸せにつながっていくと思います。自分が頑張ることで、喜んでくれる人が増えるのは、ものすごく嬉しいものです。
PJR:商売するというのは、誰かの役に立つということでもあるのですよね。誰に対しても誠心誠意、自分の商品やサービスの中で、そのように考えて行動する。岡村社長のところは、食品という人間にとってもっとも基本的なものを取り扱っていらっしゃる。安心して自分の口に入れる、もしくは自分の子供の口に入れる。口に入れられる物を誠心誠意、届けるということですよね。
-- 社員一丸となって取り組んだISO22000構築

日本はやはり製造業の力量が高いので、それが最大の強みだと思います
岡村:そうですね。このISO22000ができた背景というのは、たぶんHACCPを踏まえ、リーダーシップのマネジメントやPDCAというようなものが欠如していたという反省からできている規格かなと思っていました。
PJR:ISO22000の構築は社長の率先のもと、みなさまで行われたのですか?
岡村:ええ。最初に日本語で規格を読んだのですが、ちょっと意味が通らないようなところがあって、原文(英語)でも読んでみました。私としては、ISO9001などであれば、ヨーロッパに行くと、お父さんとお母さんでやっているような花屋さんでも取得しているのに、そんなに複雑なものではないと思っていました。もっとシンプルでわかりやすいものだと。そんなわけで社内みんなで試行錯誤しながら構築しました。
PJR:すでにある仕組みで十分に要求事項を満たしている可能性もありますよね。規格本来が意図している目的に沿って要求事項と、行っている活動のギャップを分析し、ギャップを埋めてゆけばいいのです。
岡村:一度(構築を)社員みんなでやることで、そのプロセスの中で社員は「僕たちのISO」になっていく。そこが大事です。ですから、みんな本当に心から胸を張って、食品安全に頑張っています。みんなで作ってきた仕組みだから、次の確認審査に向かって継続的改善をしていこうと本当に思う。やらされていることであれば、きちんとできません。「もう勘弁してください」となる。
PJR:そういうケースは本当に残念ですね。
私も入社してすぐに主任審査員コースを受講しましたが、その時に講師から、ISO 9001について、「普通に仕事ができて、ちょっと気のきく人だったら普通にやっていること。ちょっと欠けていることや、見落としていることがあるかもしれないけど、基本は仕事ができる人だったらやっているようなことが書いてあるだけです」と言われました。
岡村:そう思いますね。そういう方の、そういうプロセスのフレームワークとか、ストラクチャーみたいなものを客観的に解説するのが日本人は苦手なんだと思います。それは、あまりにもたくさんのものを共有しているからでしょう。
例えば、普段は「あれ、例の通りでいってる?」「例の通りOKです。あれですよね。」「そうそう、あれ、あれ、頼むよ」「あのあれがさ、」「あの、あれですよね、はいはい」といった感じで行っているわけです。
「あのあれ」っていうものの、一つひとつはちゃんとした仕組みなのですけれども、そこを「形にする」と言われても、そこは阿吽の呼吸で、「あれでさ」という人たちなので、それを客観的な仕組みとして書いてくださいと言われると、「何それ?」となってしまう。
PJR:そうだと思います。先程申し上げたように、現場がしっかりしているケースが多くて、極端にいうと社長がいなくても、現場レベルでの品質管理は、もう現場任せで進んでいるんですよね。日本はやはり製造業の力量が高いので、それが最大の強みだと思いますが。
岡村:私もアメリカに住んでいましたけれども、大前提が違います。ワーカーは、放っておいたら絶対に働かないっていう前提の人と、ワーカーは、放っておくと小集団で能動的に働くっていう人とで、同じ仕組みを導入したら、それはうまくいきっこないですよね。
PJR:アメリカで認証取得している企業の多くは顧客要求によるものです。日本では、御社もそうですけれども、自主的に取得されている場合が多いですね。認証そのものに対する関わり方もまったく異なります。
-- 今後は更に従業員の意識を高めたい
PJR:今後の展開ですけれど、岡村社長としては、ISO22000にどういう成果を期待し、これから広げていこうとか、ツールとして使ってこんなことを行なっていきたいといったお考えはありますか?

岡村:そうですね。まず、認証を拡大するかどうかはともかく、水平展開しないといけないと思います。
あとは、「ISOをやっている意義」、「何でそういうこと一生懸命やってるの?」という部分を、第一線の営業のみなさんにもっと理解してもらって、「うちの会社っていいよね!」。「じゃあ、私たちもやっぱり頑張って、儲けなきゃなぁ!」とか、「お客さまに喜んでもらえるかな?」となればいいですね。今は認証を取得して、みんなの気分も高揚していると思うので、そういったことになりやすいと思います。
PJR:最終的には、みんなの気持ちを合わせて一つにしていくということでもありますよね。同じような教育を受けて、同じような理解、 ― 自分たちの活動に対する理解 ―、目的というのを理解していただく。やはり船に乗っている人が多ければ多いほどいいですものね。お神輿を担いでいる人のなかで、肩が触れていない人がいるよりは、全員同じように肩にちゃんと分掌させてっていう。
岡村:「最近、若い人いないから頼むよ」と言われ嫌々出てきた人と、「俺にも担がしてくれよ」と出てきた人では、お祭りの盛り上がり方が何十倍も違いますから。
PJR:やはり、トップにとって重要なことっていうのは、その仕掛けを作っていくことでしょうか。
岡村:そうですね。せっかく、こういう素晴らしいものを取得できたので、もちろん維持継続・改善も重要ですが、それはもう、放っておいてもやる人がいるので、自然に進みます。
ただ、その気にさせるのは必要だと思うし、できれば、「社長が言ったから」、「社長の人格が素晴らしいから」となればよいのですが、そんな立派な人間ではないので、みんなにその気になってもらうような仕掛けを何とか作っていきたいですね。
PJR:今後運用を続けていくなかで更に良いシステムとなることを期待しております。
本日はありがとうございました。

ISO22000認証取得のステッカーを貼った配送用車両
岡村:そうですね。まず、認証を拡大するかどうかはともかく、水平展開しないといけないと思います。
あとは、「ISOをやっている意義」、「何でそういうこと一生懸命やってるの?」という部分を、第一線の営業のみなさんにもっと理解してもらって、「うちの会社っていいよね!」。「じゃあ、私たちもやっぱり頑張って、儲けなきゃなぁ!」とか、「お客さまに喜んでもらえるかな?」となればいいですね。今は認証を取得して、みんなの気分も高揚していると思うので、そういったことになりやすいと思います。
PJR:最終的には、みんなの気持ちを合わせて一つにしていくということでもありますよね。同じような教育を受けて、同じような理解、 ― 自分たちの活動に対する理解 ―、目的というのを理解していただく。やはり船に乗っている人が多ければ多いほどいいですものね。お神輿を担いでいる人のなかで、肩が触れていない人がいるよりは、全員同じように肩にちゃんと分掌させてっていう。
岡村:「最近、若い人いないから頼むよ」と言われ嫌々出てきた人と、「俺にも担がしてくれよ」と出てきた人では、お祭りの盛り上がり方が何十倍も違いますから。
PJR:やはり、トップにとって重要なことっていうのは、その仕掛けを作っていくことでしょうか。
岡村:そうですね。せっかく、こういう素晴らしいものを取得できたので、もちろん維持継続・改善も重要ですが、それはもう、放っておいてもやる人がいるので、自然に進みます。
ただ、その気にさせるのは必要だと思うし、できれば、「社長が言ったから」、「社長の人格が素晴らしいから」となればよいのですが、そんな立派な人間ではないので、みんなにその気になってもらうような仕掛けを何とか作っていきたいですね。
PJR:今後運用を続けていくなかで更に良いシステムとなることを期待しております。
本日はありがとうございました。
【取材を終えて】

先代の社長は日本給食品連合会(日給連)の会長を務められ、現在は40代の若き社長が社員と近い目線でリーダーシップを発揮しています。会社の理念は、「社員の幸せ」。自らが取り組む仕事への誇りを持てること、会社を好きでいられること、それが安全な食品の提供につながるという社長の思いが、マネジメントシステムの構築運用にも反映されているようでした。