FSSC22000(食品安全システム)のメリット
FSSC22000(食品安全システム)の認証・取得のメリット
<対外的メリット>
- 国際標準に基づく前提条件プログラムを確立し、運用することにより、顧客による二者監査の円滑化を図ることができます。
- GFSI承認スキームをベースとした包括的なサプライヤー管理を行う食品メーカー・流通チェーンなど、新規市場への参入機会を拡大することができます。
- 消費者や取引先に安全・安心な製品・サービスの提供をPRでき、取引の優位性が向上します。
- 原材料調達からエンドユーザーまで、サプライチェーン全体の管理が可能になります。
<対内的メリット>
- 食品安全ハザードの明確化により、工程トラブルへの予防処置および製品回収リスクの低減を図ることができます。
- フードディフェンス(食品防御)への対応強化を図ることができます。
- 効果的・効率的な一般衛生管理の仕組みを構築・運用することにより、業務改善に寄与します。
- 製造工程の可視化により、ムダが排除され、作業効率の改善、歩留り改善を図ることができます。
FSSC22000(食品安全システム)による課題解決事例
FSSC22000を認証取得するためには、多額の投資を伴う設備改修が不可欠だと聞きましたが本当ですか。
FSSC22000(ISO/TS22002-1*)では、必要な設備改修を行えない、または行わない場合には、ハザード分析および文書化を行ったうえで『代替方法』を採用することが認められています。そのため、FSSC22000の認証取得に設備改修が不可欠とは限りません。
例えば、1)「敷地へのアクセスは管理されなければならない」という要求事項に対し、正門に守衛所がないため敷地へのアクセス管理はできないものの、工場建屋(施設)へのアクセス管理(入館受付)を行うことを代替方法として採用した事例や、2)「材料の搬送のための開放は、異物と有害生物の侵入を最小限にするように設計されなければならない」という要求事項に対し、高速シートシャッターを設置せず、搬入/搬出の都度、既存のオーバースライダーを手動で速やかに開閉する手順を代替方法として採用した事例などがあります。
このように『代替方法』を採用した事例は多く、設備改修に頼らずFSSC22000を認証取得することは難しくありません。
*FSSC22000はISO/TS22002-1を前提条件プログラムとして採用しています。
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